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桂月企画 プロフィール

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 2014年8月6日ヒロシマ忌に『父と暮せば』をドラマリーディングの形で初公演し、お客様からたいへん大きな反響をいただきました。私たちは、今この時代にこの作品を語り伝えていくことの大切さを痛感し、今後も井上ひさし『父と暮せば』を上演していくことを決め、あらためて八月の異称である「桂月(けいげつ)」の名をつけた会を蒔村三枝子・内山森彦・岡崎弥保・太宰百合・松平あすかの5名で立ち上げることにいたしました。

 以後、毎年8月6日・9日の原爆忌に東京の南青山マンダラにて上演を続けています。また、ご依頼のあった地域や平和イベントなどのご要望に応え、全国各地での公演も行っています。

​ 公演についてのお問い合わせ→ こちら

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​「父と暮せば」について

「父と暮せば」は、作家 井上ひさしがヒロシマとナガサキのシリーズ第一作として書いた戯曲である。
 原爆が投下された3年後の広島、図書館員として働く娘・福吉美津江の前に、原爆で亡くなったはずの父・竹造が突然あらわれる。竹造は、美津江がほのかに思いを寄せる木下青年との仲を取り持とうとするのだが・・・。 父と娘の会話から原爆が人間にもたらした深い傷が浮かび上がる。生き残ったことに負い目をもつ美津江に、はたして父の願いは届くのか。
 井上ひさし渾身の名作「父と暮せば」は、魂の再生の物語でもある。

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​2019年原爆忌公演のチラシ

​ドラマリーディング とは

 戯曲(ドラマ)を通常の演劇の形ではなく、リーディング(朗読)の形でお届けする舞台です。

 登場人物のセリフはそれぞれの役の俳優が担当し、ト書きにあたる部分は語りが読みあげます。

 舞台上には椅子と譜面台のみ、出演者は基本的に座っていて、動きはほとんどありません。声とピアノの生演奏のみで舞台を構成しています。言葉をそのままお届けすることで、みなさまにはそれぞれ深く作品の世界を味わっていただいております。

​「父と暮せば」では、父 福吉竹造・内山森彦、娘 福吉美津江・岡崎弥保、語り・蒔村三枝子、ピアノ・太宰百合、宣伝デザイン・松平あすか で公演を行っています。

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​ドラマリーディング形式の舞台

メンバープロフィール
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蒔村三枝子 まきむら みえこ

​俳優・演出家 語り

 青山杉作記念俳優養成所卒業。ラ・ぺジブル主催。

 原爆投下後、僅か三日で動き出したチンチン電車を扱った一人芝居「広島にチンチン電車の鐘が鳴る」を、2000年から2010年まで11年間連続上演し、筑紫哲也NEWS23でも取り上げられた。

 「少年口伝隊一九四五」「さがしています」等の原爆を扱った作品の演出・出演を多く行っている。

 また、出身校である広島観音高等学校の前身、広島二中の一年生全滅の記録を、合唱と朗読による「いしぶみコンサート」として、観音高校OB合唱団と共に公演を続けている。広島市出身の被爆二世。

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内山森彦 うちやま もりひこ

​俳優 福吉竹造役

 長野県諏訪市出身。法政大学卒業。NHK俳優養成所一期生と劇団三十人会を創立(1960年)。テレビ等映像に出演と並行して、劇作家・演出家 秋浜悟史・ふじたあさやと共に舞台活動をする。「現代の狂言シリーズ」や「日本の教育1960」等の作品で全国展開するも1973年に解散。以後フリーの俳優として活動。

●主な出演作品【テレビ】「大河・徳川慶喜」「太平記」「誘惑の夏」「幸せづくり」「緋の十字架」「人形歴史スペクタクル・平家物語」【ラジオドラマ】「モンテクリスト伯」「死と恋と波と」「海狼伝」【映画】「南極物語」「白夜行」【舞台】「桜の園」「哄笑」「病気」「鶴八鶴次郎」「どん底」「正午の伝説」「仮名手本ハムレット」「旅路」「探偵物語シリーズ」「ああ、それなのに、それなのに」等。ニューヨーク・モスクワ・ロンドン・パリ等海外公演も多い。

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岡崎弥保 おかざき みほ

​俳優 福吉美津江役

 東京女子大学大学院修了。編集者を経て、言葉の力を自ら体現すべく演劇の世界へと転身。数々の舞台に出演する。

 また、「源氏物語」「平家物語」「にほんむかしばなし」「おくのほそ道」「夏の花」(原民喜)「小泉八雲怪談集」「グリム童話集」等、朗読CD・オーディオブックの収録多数。

 東日本大震災後に福島を訪ねたことをきっかけに原爆・原発の作品に取り組むようになる。丸木俊の絵本『ひろしまのピカ』のひとり語り、西村利信さんの原爆体験記の朗読などの活動を展開している。神奈川県・千葉県の被爆者団体の賛助会員。


​→ 公式サイト「言の葉」

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太宰百合 だざい ゆり

​作曲家・ピアニスト

 桐朋学園ピアノ科、東京都立大学哲学科卒業。ジャズからクラシックまでボーダーレスなジャンルを土俵に、色彩感溢れる独自の演奏スタイル、宇宙感で活躍するピアニスト。作編曲においても色濃くその世界観を表現し、芝居や朗読の音楽・演奏も手がけている。

 自己のリーダーCDやユニットのCD、DVD、アナログレコードなども多数リリース、プロデュース作も多数。全国各地のライブハウスで演奏活動を展開している。
 『父と暮せば』のエンディングに流れる曲は、アルバム『Birth』に収録されている。

 

→ 太宰百合オフィシャルサイト​

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松平あすか まつだいら あすか

​イラストレーター

 女子美術大学大学院美術洋画専攻を修業。デザイン出版会社に勤務したのち、フリーのイラストレーターに。

 やわらかな風合いの親しみやすいイラストを描き、『父と暮せば』では父と娘のほんわかとした情愛を映し出す。また、2020年東京都のアートにエールを!の企画で取り組んだ「野ばら」では水彩画のタッチで全イラストを描いた。
 チラシやプログラムのイラスト・デザイン・宣伝美術を担当している。

​→ 松平あすか illustration site

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